足反射療法について

足反射療法とは

足には人体のあらゆる内臓や全身の器官を反映する部分(反射区※)があり、血液や神経系、内分泌系を通じた全身の生理的変化(バランス)に関する情報が集まっています。
足反射療法は、足裏や足の甲、足の指、ふくらはぎ、すねにある足の反射区※を手の指の関節や指の腹などで刺激する療法です。足反射療法には下記のような目的があります。
※反射区はツボ(点)とは違い、全身が凝縮した形で投影された部分(面)のことです。

自然治癒力を高める

第一の目的は、足裏やふくらはぎなどにある反射区を刺激することにより、それに対応する内臓や器官の働きの活性化させることで、自然治癒力(自らの力で健康になろうとする力)を高めることです。

血流を促進する

足裏を刺激しふくらはぎを押し流すことで、血流が促進されます。体の内部にある温かい血液が全身をめぐり、体温を上げ免疫力を高めていきます。

老廃物の排出を高める

反射区(基本反射)を刺激すると内臓(腎臓)の働きが活発となり、尿として老廃物が体外へ排出しやすくなります。施術後の尿は色やにおいが濃くなるので目に見えてわかりやすいです。

未病(まだ病気とはいわないけれど不調な状態)を発見する

病気のほとんどは、知らず知らずのうちに少しずつ進行します。講習や練習の際に、モデルさんが意識していない内臓や器官などの反射区にコリや硬さ、痛みを感じる場合は、その臓器などに違和感がないか意識を持ってもらい、未病の発見に役立てましょう。

健康維持に役立てる

まだ病気とはいえない初期段階で不調を気づくことができれば、薬に頼らなくても自分の自然治癒力で改善させる可能性が高まります。気になる反射区の内臓や器官の働きや適応症状を知り、その上で自分の足を刺激したり、食事や運動などの改善法を実践するなど、普段の生活で自分の体をケアすることで、病気の予防に役立たせます。

介護に活用できる

病気や怪我により寝たきりになると、足裏への刺激は一気に減り血流が悪くむくみやすくなります。体が不自由な方にとって、人のぬくもりのある手で触れてもらうだけでも、癒しの効果があります。さらに、足反射療法の技術で刺激して血流をよくすることで、手足などの末端部分の体温の上昇を体感され、大変喜ばれることと思います。

家族や友人とのコミュニケーションを深める

家族に施術することで、コミュニケーションをとりやすくなり、お互いにもみ合うことで家庭全体の健康意識を高めることにつながります。
足反射療法の知識や技術を身につけておくと、友人との話の中で体調不良があればさっと足裏のもみ方を教えたり、ちょっとしたアドバイスもできるようになります。

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